道成寺
和歌山県御坊市
2016年5月
安珍清姫
の物語
奥州僧侶の安珍は熊野参詣の途中、宿を借りた真砂庄司清次の娘である清姫に迫られ、「参詣の帰りに寄る」と約束する。しかし、参拝を終えた安珍は真砂を素通りし、裸足でボロボロの状態で追ってきた清姫にも「人違い」と嘘をつき、更には熊野権現に祈願して彼女を金縛りに遭わせる。
怒りに蛇身となった清姫は逃げる安珍を追い、彼の隠れた道成寺の鐘に巻きついて彼を焼き殺し、自らは蛇身のまま入水する