湯浅醤油の角長 (和歌山県湯浅町) 2015年2月
現在の日本の醤油の源泉は、鎌倉時代に紀州の禅寺『興国寺』の開祖「法燈円明国師」
が、当時は南宋と呼ばれていた中国から伝えた甞味噌なめみそ(現在の金山寺味噌)が
その母体とされている。
その甞味噌の中に瓜や茄子などの野菜を入れると、塩の浸透圧によって水分が出てくる
が、ある時、その汁の味をみると非常に美味しいことがわかった。
そこで初めからその汁を利用するつもりで作れば、「新しい醤(ひしお)」調味料が誕生する
というように考えたのが、今の醤油の始まりだそうです。
湯浅町にある角長本店は天保12年(1866)創業で現在も創業時の蔵で、手づくり醤油を醸造
しています。 とても美味しい醤油です。